やるせなく果てしなく

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好きなことも嫌いなことも好きなように書きなぐる

個人的GRAPEVINEディスクガイド Part.02

少し日が経ってしまったけれどGRAPEVINEの個人的ディスクガイドのPart.02を進めていきたいと思う。 誰に頼まれたわけでもなく完全に個人的にやっているものの、こうした機会に改めて聴きなおすのはなかなか新鮮だし、どのアルバムもロック史に残る名盤という…

個人的GRAPEVINEディスクガイド Part.01

GRAPEVINEが好きだ。 最近は日本のロックという音楽はほとんどチェックしなくなってきてしまっているけれど、 未だに新譜が出たらすぐに買うのはバインとカーネーションだけである。そのくらい、好き。 GRAPEVINEは言っちゃ悪いが地味なバンドだ。日本のロッ…

Thundercat『It Is What It Is』は最高のスイートソウル

今年2020年リリースされたサンダーキャットの通算4作目となる『It Is What It Is』が最高である。 多分年末まで熱気冷めぬまま、各メディアのベストアルバム企画に名前が挙がるのは間違いないだろう。 大きな評価を獲得した前作『Drunk』の方向性を推進しな…

iPhoneのストレージ「その他」問題

ここ最近ずっと煩悶し続けてきたiPhoneストレージ内にある「その他」問題である。 おれは基本的にはSNSもそれほど活発にやらないし、スマホでYouTubeを見たりゲームをすることも少ない。 せいぜい電話とLINE、メールと、1つだけ続けているゲームと、ニュース…

竹内アンナ『MATOUSIC』にヤラれる

これまでEPを3枚リリースしてきた竹内アンナが今年3月、ついにファーストフルアルバムをリリースしていた。 作詞作曲を自ら行うシンガーソングライターでありながらモデル顔負けのビジュアル、そしてまだ大学生という若齢。話題になるには十分すぎる才媛であ…

ZAZEN BOYS『すとーりーず』は日本語ロックの最高到達点

表題の通りである。 まあ白状すれば最近の日本のロックはあまり聞いていないのだけど、それもこれも向井秀徳がこんなアルバムを出すからである。これ聴いた後だと大抵のロックは聴く気が失せる。 現時点のZAZEN BOYSの最新作であり、吉田一郎がベースで在籍…

Nile Rodgers&Chic『It's About Me』の眩しさ

なんだこのキラキラした音は。 ナイル・ロジャースがシック名義でなんと26年ぶりにリリースした『It's About Me』である。 リリースは2018年。話題になってからもうそんな経ったのか(驚愕)。時の流れは早い。 It's About Time アーティスト:Nile Rodgers &…

トム・ミッシュは軽やかに時代を超える

トム・ミッシュは新時代のスターなのか? ちょうどほぼ1年前、トム・ミッシュの来日公演@新木場コーストを観に行った。 ソールドアウト、会場内は超満員で老若男女、思い思いに興奮をしながらものすごい熱気であった。 イギリス出身の23歳の青年が極東の国…

私的スガシカオ名盤5選

スガシカオが好きだ。 朝日美穂がかつて彼の音楽のことを「心の隙間に入り込んで嫌な気持ちにさせる音楽」的なことを言っていたのだけど、ビーポジティブな風潮の強いJポップのフィールドにおいて、スガシカオほど歪な存在はそうそういないと思う。 おれは…

プリンス的10年代名盤のススメ

おれはプリンスが大好きである。 とは言ってもリアルタイムであの80年代は見ていない。なんなら90年代だって後追いだ。 リアルタイムで新譜として初めて出会ったが「3121」。14歳中2の時だ。さかのぼれば中1でスガシカオに出会って生意気にも心酔したおれは…

ディスクユニオンに行きたい

表題の通りである。 ディスクユニオンに行きたい。 僕は時代遅れもいいところで、未だにCDというメディアに夢を見ていて、もちろんサブスクでも音楽を聴いているのだけど、サブスクで聴いてよいなと思ったアルバムはCDで買う。 そもそもサブスクでアルバム単…

在宅勤務

今日から在宅勤務である。 昨今の情勢を踏まえての全社判断であり、打合せややむを得ない事情がない限りは出社はせずに自宅で仕事をせよというお達しである。 私が身を置く会社、というか業界は基本的にはオフィスに身を構えてないとできない仕事ではない。P…

日本語ラップという特異なジャンルについて

ぼくは基本的には何でも聴く。もちろん好みはある。 何度挑戦してもダメな音楽はあるし、昔は苦手だったものが何年か経ってあれこんな良かったっけって思って好きになることも往々にしてある。食べ物の好みとおんなじようなものだ。ちなみに嫌いな食べ物はな…

さようならRケリー

まず自分は「Surviving R.Kelly」を見ていないという前提で話を進める(まだ日本では公開予定はないようです)。 別に検証ブログでも何でもないので細かい事実関係などについては触れず、複数のネットニュースと「INSIDE OUT」の渡辺志保さんの放送を聞いて…

ブレインフィーダーが好き

ブレインフィーダーは今おれが一番好きなレーベルだ。 フライング・ロータス(フライロー)が主催となるこの音楽集団は、ブランドコンセプトを明確にしたうえで様々なアーティストを包含し、ヒリヒリするようなチャレンジングな音楽を作り続けている、と思う…

さようなら2018年

2018年が終わって2019年がやってきた。 個人的には特段どうこう言うような年ではなかったな、というのが茫洋とした印象です。 ただこうして、正月休みという文字通りの天国から地獄に突き落とされてさらに悪辣な文章を書き連ねる苦行に身を置いた今、2018年…

CDを売る、買う、売る

部屋に1,700枚ほどCDを収められる棚があるのだが、そこに入りきらないCDがたびたび発生する。その場合はダンボールに入れて物置に放り込んだり、本棚やプレーヤーの脇に平積みしたりしているのだけれど、さすがにもう置き場がねえなってなることが年に何回か…

なんでもない平日の夕方(仕事中)

年賀状を書き終わった。会社で出すやつ。100枚ほど書いた。 ペンを持つ手の疲れに耐えながら、メールで済むじゃんとかいう無粋な考えが一瞬頭をよぎったりもしたが、やはり手書きで一文添えて送れば、新年一発目の出社で目にしてもらった時に印象に残るじゃ…

セブンのジャスミン茶くそうまい

自分が通う会社の1階にはセブンイレブンがある。 そうなると必然的に朝、セブンイレブンに立ち寄ってからエレベータを使ってオフィスのフロアへと向かうというルーチンワークになっていくのであるが、気づけばこの2年間くらい、ジャスミン茶しか飲んでない。…

定時で帰る

今日は定時で仕事を切り上げた。僥倖である。 定時とはつまり18:30という時間のことだ。 これは私の生活の中では少しばかり特別なことで、そんな時間にタイムカードをビッと切ってエレベーターに乗り込む瞬間の高揚感たるや、ちょっとしたカタルシスさえ覚え…

好きなことを好きなようにやる難しさ

最近、身の振り方を考えることが多くなってきた。26歳と6カ月。 振り返ればすぐ学生時代、なんてのはもう昔の話で、腹回りと顔回りの贅肉ばかり気にしながらも生活は貧窮、なんて悲しすぎやしないか。 神奈川の片田舎から東京の片田舎へ引っ越して、なんてこ…