やるせなく果てしなく

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好きなことも嫌いなことも好きなように書きなぐる

定時で帰る

今日は定時で仕事を切り上げた。僥倖である。

 

定時とはつまり18:30という時間のことだ。

これは私の生活の中では少しばかり特別なことで、そんな時間にタイムカードをビッと切ってエレベーターに乗り込む瞬間の高揚感たるや、ちょっとしたカタルシスさえ覚えてしまうほどのものである。

 

で、その足でそそくさと電車へ乗り込む。満員電車だが、乗客はみな私の定時上がりを祝福してくれているかのよう。電車の発車ベルが祝福の報せのように聞こえる。

 

で、降り立つのは吉祥寺。最寄り駅よりもちと東側の駅で降り立つ。

向かう先はディスクユニオン。だいたい、大概、早めに仕事を上がったらここにひっそりと入り浸る。

 

一通り物色。ちょっとばかり得なセールをやっていたので、

3枚ばかり購入させていただく。だいたい、600円ほどの出費である。

買ったのは以下。まあまあだ。

Chic-Ism

Chic-Ism

 
Get Down

Get Down

 
Unclassified

Unclassified

 

 

で、その足でそのままヨドバシカメラ6階にあるタワーレコードという、黄色と赤色が目立つCD屋へ入る。ここに入るときの胸の高まりを、少しだけでも毎朝のオフィスのドアを開けるときに分けてあげたい。そしたら毎日は幸せになるのに。

 

今回は目的がはっきりしていたのですぐさま正面の特別展示から1枚、サンプルを抜き取りレジへ直行する。星野源の『POP VIRUS」なる新譜を買う。初回盤。およそ5,400円。びっくりする程高額だ。ただでさえ閑古鳥が鳴く財布からさらに諭吉が巣立っていく。カード支払いだけど。

 

で。最寄りへ到着し、煙草屋の前で紫煙を上げて一服。

どこにでもあるようななんてことない中華風チェーン店(日高屋)で餃子定食を平らげ帰途。21:00のことである。

 

なんてことない日だ。

まるで生産性がない。

こうして毎日財布の中を浪費ばかりしている。

 

定時で帰れば金がかかる。

残業すれば金はかからないが、時間がかかる。

まったくもって地獄だが、その地獄を楽しめるくらいにはなんとなく生きている。